本田くんを振り向かせたい
「…って聞いてる?」
「へっ?おわっ!」
な、なんでわかがここに?!
「聞いてなかったのー?私ね…圭斗と付き合うことになったの!」
「えっ…?まじで?!」
わかの頬は少し赤くなっている。
「うん…。ちょっと…いろいろあって…好きになって…」
「で…。告られたって訳か」
「うん。もうあれは最高だよね♡」
おめでとう…わか。
良かったね。
「で、どんなことがあったのよ」
「へ?!あ、あのさ…。実は…」
わかは話しだした。
『今は、美羽は俺のこと好きじゃないって言ってた?』 
『うん。ちょっ…』
わかは圭斗に抱き寄せられてキスをする。
『ごめん。つい…』
その赤くなった顔に目をそらせなかったらしい。
その翌日。
『おはよ』
『へっ?!お、おはよ!』
その時から自分が圭斗を意識していることに気づく。
『なんか、お前って可愛いな』
その時、圭斗を好きになったという。
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