同期は蓋を開けたら溺愛でした
「大丈夫です。慣れてますから」
『ああ。そうか』
大友も大友だ。
文句を言いたくなって、いたずらでもしてやろうかと悪巧みを思いついた時。
『ニュース。見たか? 電話を切ったら見てみろよ。青木もこれで浮かばれる』
「青木、死んでないですよ」
『ははっ。死にそうな顔してたけどな。青木にも知らせてやってくれ。泣いて喜ぶぞ』
私へ目配せする大友が目を優しく細めて見つめる。
「俺、泣かれるの勘弁ですよ」
『ははっ。大友と青木でも、さすがにそうか。ま、それでも知らせてやってくれ』
そう言うと電話は切れた。
「だってさ」
大友は私から離れ、テレビのリモコンを手にする。
「だってさって、何が」
「まぁ、見てみれば分かるさ」
全く意味のわからない私はぼんやりと画面を見つめた。
テレビは数度、切り替えられてからニュースが流れていた番組で止まる。