同期は蓋を開けたら溺愛でした

「起きてたなんてずるい」

 何がずるいのか、よく分からない不満をぶつける。

「寝られるかよ」

 取られた手は引き寄せられ、指先にキスをされる。
 二度目の指先へのキスは感触まで鮮明で、柔らかなくちびるに挟まれた指先から、背すじに甘い痺れが走る。

 目の前で指先にキスをする大友の色気に当てられそうになり、慌てて目をそらした。

「まずいな。かわいい。そんな顔、他の奴に見せるなよ」

 甘ったるい声を出す大友が頬を撫で、それから頭をかき回す。
 それはいつもみたいに乱暴で、手が離されると大友は体を動かして背を向けてしまった。

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