同期は蓋を開けたら溺愛でした

 スラックスにワイシャツのままの大友にふと疑問に思って、緊張も相まって聞かなくてもいい話題を口にする。

「大友の部屋着って、Tシャツにハーフパンツだっけ?」

「なんだよ。急に」

「あんまり、素肌を見た覚えがなくて」

「……部屋着は出来るだけ、ダボついた服を着てるせいって、なんでこんな話」

「着替えてきて?」

「……嫌だ。なんか企んでるだろ」

 警戒する大友の方へ向き直って、真っ直ぐな眼差しを向ける。

「私のために鍛えてるって本当?」

 大友は目を見開いて、それから苦虫を潰したような顔をする。

「誰に……って阿部しかいないよな」

「どうして聞いちゃダメなの? 阿部くんにも口止めされたし」

「口止めされても、本人に話す。そういう奴だよな。恵麻って」

 呆れたようにため息をついて、体を離す大友の腕を掴む。

「どこかに、行っちゃうの?」

 不安げな顔を向けると「いや、くっついてたら脱げないだろ」とワイシャツのボタンを外していく。

 1つ、また1つと外すごとに色気が増していく気がして、慌ててボタンに手をかける大友の手を握りしめた。

「見せてって言ってるわけじゃなくて……」


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