私の主治医はお兄ちゃん





医「痛いのここだよね?少し触るね。」

そう言って俺の腫れた足首を軽く触れるその先生。


その瞬間激痛が……


駿「いっ………」

思わず声が出ちゃった…



医「痛いだろうね。レントゲン取ろうか。」


そう言われて俺はレントゲン室へと連れられた。
















医「一応折れてはないんだけど…腫れが酷いから無理しないように。」


駿「ありがとうございます。」


そう言って診察を出ると優兄が待っていた。


あれ?帰ったんじゃなかった?


優「美音だけ横にしてきた。その足じゃ歩いて帰る訳にも行かないでしょ。」


そう言って俺がさっきまで入っていた診察室に顔を出しに行った。





優「わりぃ。待たせたな。帰るぞー。」


そして俺らは会計を済ませて、薬局で湿布薬を貰って帰った。

今日は湊斗兄が緊急で呼ばれていないらしい。
明日も朝早いからそのまま病院に泊まると連絡が来た。



その事を優兄に話すと夕飯は3人で一緒に食べようと誘ってくれた。








優「ただいま。」

駿「お邪魔します。」





美「お帰り!ご飯出来てるよ!」


そう言って出迎えてくれたのは美音だった。

優「美音〜寝てろって言っただろー!」


呆れ顔でそう美音に怒る優兄。


なんかこの感じ懐かしいな。















それから美音が作ってくれた夕飯を3人で食べて、俺は自分の家へと帰った。
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