私の主治医はお兄ちゃん





母さんが帰って来て3日目の朝、優也兄と湊斗兄は仕事が立て込んでいるらしく帰って来ていない。


俺は今日は部活が休み。



最近美音が元気がないから少し気になっていた。

ここ数日に関しては目も合わせてくれない。



多分きっと何かを隠しているのだろう。






そして今日、もう10時だと言うのに起きてこない美音。


母「美音ちゃん起きないわね〜起こしてこようか!」

相変わらず能天気そうな笑顔で笑う母さん。


駿「いーよ。たまには俺がいく。」

母「あらじゃあお願いしようかしら?」

そう言って母さんは俺に微笑んだ。




俺が美音を起こしにいこうとした時、

優「ただいま……」

優兄が帰ってきた。


駿「お疲れ。」

優「あぁ…あれ?美音は?」

駿「まだ寝てるから今起こしに行こうと思って…」


優「まだ寝てるのか?なら俺も行く。」


俺は優兄と2人で美音を起こしに行った。
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