交わることはない

忠告☆☆

「お前さ、いいの?」と、亮。
「なにが?」と、大夢。
「毎回、毎回、七湊ちゃんの事
ドタキャンして?」
「仕方ないだろう。
    仕事なんだから。」
「仕事?仕事の時ばかりじゃないだろ?
今日の同期の飲み会も
急に決まっただろ?
七湊ちゃんとの約束の方が
先だったんじゃないのか?」と、亮
「いいじゃない。
大夢いないと面白くないし。
大夢がこっちが良いと
思ってるんだから。」
と、鈴。
「お前は、黙ってろ
だいたい、お前が毎回、毎回
大夢・大夢とこいつを誘うから、
こうなってんだろうが。」と、亮
「私のせいなの?
大夢が、彼女と居たいなら
行くでしょ?
行かないとこみると
行かなくて良いと思っているから
じゃないの?」と、鈴。
「お前な?・・
と、亮が言うのを大夢が
かぶせて言った
「もう、いいから
今日は、お前らと行く
七湊には、埋め合わせするから。」
「ほら、じゃ、行こうよ。」
と、鈴。
「俺は、止めとくわ
大夢、俺、忠告したからな。」
と、亮は言って帰って行った。

なら、俺もと思ったが
鈴に腕を組まれて
「行こう、大夢。
何人か、先に行ってるし
亮なんか、ほっとこう。」
と、引っ張られていく


この時、亮の注意を
聞いていたら・・
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