交わることはない

大夢☆☆


俺は、自慢ではないがもてる

自分から告白をしたこともないし
真剣に付き合う・・
と、言う意味がわからなかった

女とは
遊びに行ったり
飲みに行ったり
その場しのぎに抱いたり
そんな付き合いしか
したことがなかった。

そんは俺に
七湊が告白をしてきた。

七湊のことは、
七湊が入学した当時から
知っていた。

かなり噂されていたから
新入生にすごい可愛い(綺麗)子が
いる・・と‥‥

校内で知らない人間が
いないのではないかと
いわれるぐらいの人気だ。

同じ学年の相原という女の子と
人気を二分していた

俺も密かに七湊の事を可愛いと
思っていた・・・・


回りの奴等に羨ましがれながら
俺は、告白を受けて
付き合うことにした。

心の中で、ガッツポーズをしながら・・

会社の研修が始まるまでは
何度かデートもした。
映画を観たり、ドライブしたり
ショッピングに行ったり

七湊は、本当に可愛くて
手を繋いでも真っ赤になるし
はじめてのキスも
触れるだけのキスだが
赤面するほどだ

そんな、七湊が可愛くて
俺は、それ以上に進む事が
できずにいた。

だが、研修が始まり配属が決まると
覚える事も多く
毎日大変な日々を送っていて

疲れて帰り、また起きて会社に行く
そんな日々が続き
週末には、憂さ晴らしに飲みへ

そして土日のどちらかは寝て過ごし
どちらかは、部屋の片付けや
大学の仲間と遊んだり

七湊とも会わず
連絡もとっていないことが
多くなっていたが・・・

まともに、付き合ったことが
なかったから
これが普通だと思っていた。

会わないなら会わないでも
七湊も何にも言わないし

時間が空いて
七湊と会う約束をするが
高校の時から一緒の鈴から
同期で飲まない・・とか
仕事終わらないから
手伝って・・と
頼まれて
しゃないかと、付き合う

その度に、七湊にキャンセルを
連絡するが
七湊が俺を責めることもなく

俺は、気にも止めることは
なかった。
< 7 / 78 >

この作品をシェア

pagetop