大好きだけど大嫌い
消化器科の前に着き、待合席に座って待っていると、
看「鈴木さーん!1番診察室にお入りくださいー!」

桃「げっ呼ばれちゃったよ。菜々どうしよ」

菜「どうしよもこうしよもないでしょ!早く中入っといで!待っててあげるから!」

桃「うん...」

ガラッ
そこには今まで見たことないほどのイケメンが...
あまりの美形さに見とれていると、

速「鈴木さん?そこの椅子にかけてくださいね」

桃「あ!はい!すいません!」

速「じゃあ今日はどうしたのかな?」

桃「最近頭痛と咳がひどくって...いつもは体壊したりしないんですけどゴホッ」

速「そっかそっか。今頭痛はあるかな?」

桃「いや、今はマシです。夜になると割とひどくなっちゃって...」

速「おっけい。じゃあ聴診させてもらってもいいかな?」

返事をする間なく看護師さんに服をめくられた

なんか変な感じぃ早く終わらないかな、、

速「それじゃあお口アーンできるかな?」

桃「アーン」

なんか苦しすぎるー。

桃「ゴホッゴホッゴホッゴホッスーゴホゴホゴホッ」

速「大丈夫!?点滴持ってきて!意識保ってねー。ゆっくり息吸おうかー。スーハースーハー」

桃「スーハースーハー」

速「落ち着いてきたかな?ちょっと点滴刺すから、ベット寝ようか」

桃「え、いや!嫌です嫌です!点滴とか、、」

速「んー、けど点滴しないとまたすぐに咳き込んじゃうかもだから、しとこ??」

桃「え、だって痛いじゃないですか」

速「大丈夫!安心して!先生上手いから!」

桃「いや!上手くても下手でも針刺すのは痛いんで!」

速「ちょっとだけ我慢してもらえないかなー。じゃあとりあえずベット移ろ??座るだけでいいから!」

桃「はい、、」

速「大丈夫?怖くない?」

桃「ギリギリ大丈夫です、、。」

速「じゃあ寝転がれる?ゆっくりでいいから」

桃「はーい。」

え、ホンマに怖いよお。絶対痛いヤツやん。

速「よし!じゃあ目瞑ろっか!」

目瞑る

プスッ

桃「いた!!」

速「ごめんね...けどそこまで痛くなかったでしょ?」

桃「いや!普通に痛かったです!」

速「そっかそっか笑それじゃあこれ終わるまで寝てていいからねー。」

そう言って先生はタオルケットをかけてくれた

速「そういえばお友達いるんだよね?これ終わるまで結構長いから先帰ってもらう?」

桃「あ、はい。そうします。」

速「おっけ。じゃあ俺から言っとくね」

桃「あ、ありがとうございます!」

そう言って、桃花は深い眠りについた
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