はじめては。
いつも通り朝、ミオを起こし、いつも通り放課後を過ごし、夕方に帰宅した。

「ただいまー。」

その日のママはいつも通りじゃなかった。

「カンナ、今から行かないといけないところあるから。」

「どこに行くの?」

「市役所。ママが虐待してるって、あのミオって子の親が児童相談所に通報したから。」

確かにママは、手が出る癖があったけど、虐待って言うのかは分からなかった。
それはたぶん、私がママのことが好きだったからだ。

市役所の一室に入り、話をする。
市役所の人は、ママの知り合いでママは虐待する人じゃないってなった。
難しい話ばかりで分からないけど、私が学校で問題を起こしたり、警察のお世話になる事で、家に居られない、という事だけは分かった。

「次、問題行動があれば、一時保護所に...いいね?カンナさん」

「はい。」
カンナは、一時保護所という場所がどういう所か分からずに返事をした。
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このお話は、私が体験したこと感じたことをありのまま書いたものです。 偏見や共感など、価値観の違いで捉え方感じ方は違うと思いますが、どうか知ってください。 私は、当たり前にある日常ほど幸せなことはないと思っています。 当たり前が当たり前ではなくなった時、人は気づき後悔します。 手遅れになる前に、みなさん、気づき当たり前な日常を守ってください。 どうか、お願いします。

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