あの世とこの世を繋いで
第一章 二人の出会い

私の夢は看護師になること。
それは小さい時から変わらない。私はたくさんの人を助ける仕事はあまりないが、看護師の仕事ならたくさんの人を助けることが出来る。そんなことを考えるようになったのはある出来事があったから。

私がまだ、小学校時代。その出来事があった日私は、友達と一緒に帰っていた頃だった。喋りながら帰っていた。そして分かれ道が来て友達とは別れて別々の道を歩いて帰った。その帰り道を一人で歩いている時、一人のおじいさんが倒れていた。近づいって見るとそのおじいさんは呼吸が苦しそうで今にも息が止まりそうだった。でも、小さかった私は怖くって何も出来なかった。まだ、小さかった私にはこのおじいさんを助けることは出来なかった。その場所で私はあの人に出会った。
その人は、倒れている人に冷静に声を掛けていた。しかも、自分の携帯で救急車を呼んでいた。驚いた。私が見た割には、中学生ぐらいの男の子だった。そんなことを考えていると、いつの間にか救急車が来ていた。それからおじいちゃんは救急車に乗って病院まで運ばれていた。そこまでの光景をボッーと見ていた。すると、さきの男の子が話かけてきた。
< 2 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop