ことほぎのきみへ
泊まりがけということもあって
準備のため
ゆうり達と買い物に行くことになった
下着や洋服、旅行用品、お菓子…
色々お店をまわって必要なものを買って
最後に訪れたのは水着屋さん
「水着…
私は買わなくてもいいかな」
呟くとゆうりと亜季が目を丸くした
「いろちゃん、水着持ってたっけ?」
「ううん、スクール水着しか持ってないよ
泳げないし、普通に
ショートパンツとかでいいかなって」
「なにを色気のないことを言うの!
いい?いろは、水着で男を悩殺するの!」
ゆうりにがっしりと肩を掴まれ熱弁される
なにやら、とても気合いが入っていて
その熱気に思わずたじろぐ
「い、いや……私は別に…
そもそも、まなぶ先輩のお友達の
顔も性格も知らないのに、水着で悩殺って…」
亜季を介して、まなぶ先輩とは会ったことがある
同じ学校の先輩
私たちの1個上の高校3年生
困り眉と八重歯が印象的な
背景に花とか飛んでそうなくらい
ほわんとした穏やかな人だ
まなぶ先輩のお友達ってことは
いつも一緒にいる、あの先輩たちかなって
なんとなく想像はしているものの
準備のため
ゆうり達と買い物に行くことになった
下着や洋服、旅行用品、お菓子…
色々お店をまわって必要なものを買って
最後に訪れたのは水着屋さん
「水着…
私は買わなくてもいいかな」
呟くとゆうりと亜季が目を丸くした
「いろちゃん、水着持ってたっけ?」
「ううん、スクール水着しか持ってないよ
泳げないし、普通に
ショートパンツとかでいいかなって」
「なにを色気のないことを言うの!
いい?いろは、水着で男を悩殺するの!」
ゆうりにがっしりと肩を掴まれ熱弁される
なにやら、とても気合いが入っていて
その熱気に思わずたじろぐ
「い、いや……私は別に…
そもそも、まなぶ先輩のお友達の
顔も性格も知らないのに、水着で悩殺って…」
亜季を介して、まなぶ先輩とは会ったことがある
同じ学校の先輩
私たちの1個上の高校3年生
困り眉と八重歯が印象的な
背景に花とか飛んでそうなくらい
ほわんとした穏やかな人だ
まなぶ先輩のお友達ってことは
いつも一緒にいる、あの先輩たちかなって
なんとなく想像はしているものの