私のかみさま
「そうか。なら…」
私の返答を聞くなり、表情を輝かせた榊は
近付いてきたと思えば、隣に腰を下ろして
突然、私の腕を引っ張った
「へっ…!?」
体が横に傾いて、バランスを崩す
けど、すぐに力強い腕に支えられる
…。
抱き締められている事に気づいて、動揺する
「…あ、あの
これは、一体…」
突然の榊の行動に動揺したものの
身の危険を感じたりはしなかった
そういった感情を感じなかった
ただ、親愛の情を示すような抱擁
「俺の匂いが好きなんだろ?」
「…いや、まあ……好きですけど…」
「好きなものに囲まれていたら
少しは癒されないか?」
「…え?」
「あまり寝てないだろ?」
「……えっと」
「食事もほとんど摂ってないだろ?」
「…」
……それは…
私の顔を見ただけで
分かってしまうものなのかな
……ただ、訂正するとしたら
寝てないんじゃなくて、眠れない
食べてないんじゃなくて、食べれない
それが精神的なものから来る影響と
分かっているけど、その対処法が分からない
私の返答を聞くなり、表情を輝かせた榊は
近付いてきたと思えば、隣に腰を下ろして
突然、私の腕を引っ張った
「へっ…!?」
体が横に傾いて、バランスを崩す
けど、すぐに力強い腕に支えられる
…。
抱き締められている事に気づいて、動揺する
「…あ、あの
これは、一体…」
突然の榊の行動に動揺したものの
身の危険を感じたりはしなかった
そういった感情を感じなかった
ただ、親愛の情を示すような抱擁
「俺の匂いが好きなんだろ?」
「…いや、まあ……好きですけど…」
「好きなものに囲まれていたら
少しは癒されないか?」
「…え?」
「あまり寝てないだろ?」
「……えっと」
「食事もほとんど摂ってないだろ?」
「…」
……それは…
私の顔を見ただけで
分かってしまうものなのかな
……ただ、訂正するとしたら
寝てないんじゃなくて、眠れない
食べてないんじゃなくて、食べれない
それが精神的なものから来る影響と
分かっているけど、その対処法が分からない