雨上がりの夜空は
私は急いで返事を打った。

“そっかぁ~ごめんね~(>_
ありがとう!
ってかいつの間に絵里ちゃんと付き合ってたの!?
成人式の時全くそんな感じじゃなかったのに~流石悠馬くんイケメン!やるね~(・∀・)”

ピコン!

“ありがとう(笑)
全然イケメンじゃないよ(笑)
俺も絵里も自分が誰々と付き合ってるとかあまり周りに自分のこと言わないし言いたがらないからさ…恥ずいし
だから俺らが付き合ってること、同級生の中でも知らない人の方が多いかな。
すごく仲のいいやつとかは知ってるけど。
ちなみに雪穂も俺らが付き合ってること、みんなにはナイショね、お願い”

“もう悠馬くんのメールから絵里ちゃんを大切に想う愛がたくさん伝わってきて私まで恥ずかしくなってくるよ~!
2人がすごく幸せそうでもう満足!
キュンキュンした~
絵里ちゃんとお幸せにね~ありがとう(*^^*)”

ピコン!

“ありがとう!またね!”

そしてフェイスノートを閉じた。

…そっかぁ悠馬くん、絵里ちゃんと素敵な恋…してるんだなぁ。

人の恋愛なのに自分のことのように嬉しくなった。
何より、あまり話したことがなかった悠馬くんと自然に話せて、メールも普通にやり取りして仲のいい友達だって思って大切な秘密を打ち明けてくれたことが嬉しかった。

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