わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜


「疲れたな。流石に。」

引っ越しは、さすがに疲れる。
ほとんど運ぶものなくてもだ。
さっきやっと片付いて、時計を見たらもう夜の8時だった。

「美湖、外飯行こうぜ。
駅前のラーメン屋だったら空いてんだろ?」

「うん。」

そして、ラーメンを食べて帰ってきたらちょうど芙美が仕事から帰ってくるとこに出くわした。

「あ、芙美。仕事だったのか?」

「うん。」

「あー。俺の彼女。紹介しとく。」

「はじめまして。花村美湖です。」

美湖はペコリと頭を下げた。

「大学の時のマネージャーの里田芙美です。どうも。」

芙美もペコリと頭を下げる。

「あ、今日ねー。野球教室はじめてあったんよ。」

「おう。でどうだったの?」

「うん。小学生達におばさん関西弁だねー。キモいよー。とか言われた。」

ぐはっ…
思わず吹き出した。

「まあ、ここ東京だしな。」

「わたしも東京弁、勉強しなあかんな。」

「それがすでに関西弁だっての。」

笑いながらふみの肩をバシッと叩いたらマンションに着いた。

芙美は苦笑いしながらエレベーターで上まで上がって行く。

「おもしれーやつだろ?あいつ。」

「え?ああ。そうだね。」
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