わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
~花村美湖side~

何だろう?みんなの視線が…怖い。

月曜日の朝、金曜日に早退してしまったこともあるしとちょっと早めに出社した。

チラホラ…人が出社し始めたが、なんだかわたしへの視線がつきささってる気がする。

「おはようございます。」

と挨拶したら、男性社員はビクッと反応して、

「お、おはよう。」

と目を合わさずに言うし、

女性社員にはにらみ返される始末…。

何?


朝礼前に鮫島課長に挨拶に行くと、

「もう大丈夫なのか?朝礼終わったら、ちょっといいか?」

とのこと。


朝礼が終わり、ミーティングルームに呼ばれた。

「すみませんでした。業務中に。」

そう言ってペコリと頭を下げると。鮫島課長からつつみを渡された。

「勤務中にあったことだし、診断は過労だし、会社から見舞金が出てる。これで入院費にしてほしいとのことだ。悪いな。気づいてやれなくて。」

「いえ…」

「今日からは布施の分はみんなでちゃんと分担するよう部長が管理することになったから。なにもかも花村がやってたからな。」

「はい。ありがとうございます。わたしもちゃんとできないことはできないと言うべきでした。すみません。」

「そうだな。ま、話はそれだけだ。」

課長は真面目な顔でそこまでいうと、突然、顔をくずしていった。

「それで…花村の好きな男ってのは水嶋なのか?」

「え?」

突然のフリにびっくりして何も答えられず、下を向く。

「ズバリだな。」

課長は、顎に手をあててうなづいている。

「まぁあそこまで派手にやられちゃあなー。大変だぞ。花村。」

「派手?」

「水嶋から聞かされてないのか?」
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