家族
本城悟史


妻は明るくハキハキとモノを言う太陽のような人だった

そんな明るい所に惹かれた

自分の持ってない総てを持ってるとまで感じた

一緒にいたい

そう思い結婚した

そして子が出来‥‥家族になった

だが悟史は疲れていた

明るい絵に描いた様な明るい家族に疲弊していた

疲れた‥‥

そう心が叫んでいた


そんな時、水上町の方の工場の管理担当となり、週末は水上町の方へ泊まり込む様になった

何だか家族と離れるとホッとした

静かな時間に‥‥自然と息が出来ているのを感じていた

そんな時、坂本亜依と言う女性と知り合った

水上町の工場で働いている女性だった

一目で彼女に惹かれた恋に落ちた

彼女も好意をもってくれ男女の関係になるには‥‥そんなに時間はかからなかった




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