可愛い女性の作られ方
「明日検査薬、買ってきますね」
「……うん」
翌日。
検査キットで調べてみたら、陽性反応が出た。
病院に行ったら、ちゃんと妊娠していた。
貴尋は大喜びで、……それから妙に、過保護になって困っている。
式の当日。
ウェディングドレス着て、私は不安になっていた。
……ドレス、似合っているのかな?
ううん。
それ以上に貴尋はほんとに私でよかったのかな?
お義母さんだって、まだ心から許してくれていないし。
いいのかな?本当に?
マリッジブルー?マタニティブルー?どっちなのか両方なのか知らないけど、ひたすら不安でたまらない。
「優里、なに泣きそうな顔してるんですか?」
着替えて私の様子を見に来た貴尋は、困ったように笑っている。
「だって、貴尋、ほんとに私、貴尋と結婚していいのかな?
大丈夫なのかな?
ねえ、貴尋?」
「なにいってるんですか?
俺の奥さんは優里って決まってるんですから」
「……うん」
「それに今日は、俺と、優里と、おなかの赤ちゃんと、ずっと一緒って神様に誓う、素敵な日なんですから。
いまから泣いててどうするんですか?」
「そう、だね」
……目尻に溜まっていた涙を拭って、キスしてくれた。
おかげで不安が治まっていった。
お父さんに腕をとられて、カーペットの上を歩く。
いった先には貴尋が待っている。
誓いの言葉を言い、指環を交換する。
ベールが上がって貴尋と目があった。
「優里と子供を一生、愛しています」
唇が重なり、おさまりきれなくなった幸福が涙になって落ちていく。
……私は。
神様ではなくて貴尋に誓う。
なにがあっても、ずっと貴尋を愛している。
大事にする。
ずっとずっと、一緒にいることを誓います……。
【終】
「……うん」
翌日。
検査キットで調べてみたら、陽性反応が出た。
病院に行ったら、ちゃんと妊娠していた。
貴尋は大喜びで、……それから妙に、過保護になって困っている。
式の当日。
ウェディングドレス着て、私は不安になっていた。
……ドレス、似合っているのかな?
ううん。
それ以上に貴尋はほんとに私でよかったのかな?
お義母さんだって、まだ心から許してくれていないし。
いいのかな?本当に?
マリッジブルー?マタニティブルー?どっちなのか両方なのか知らないけど、ひたすら不安でたまらない。
「優里、なに泣きそうな顔してるんですか?」
着替えて私の様子を見に来た貴尋は、困ったように笑っている。
「だって、貴尋、ほんとに私、貴尋と結婚していいのかな?
大丈夫なのかな?
ねえ、貴尋?」
「なにいってるんですか?
俺の奥さんは優里って決まってるんですから」
「……うん」
「それに今日は、俺と、優里と、おなかの赤ちゃんと、ずっと一緒って神様に誓う、素敵な日なんですから。
いまから泣いててどうするんですか?」
「そう、だね」
……目尻に溜まっていた涙を拭って、キスしてくれた。
おかげで不安が治まっていった。
お父さんに腕をとられて、カーペットの上を歩く。
いった先には貴尋が待っている。
誓いの言葉を言い、指環を交換する。
ベールが上がって貴尋と目があった。
「優里と子供を一生、愛しています」
唇が重なり、おさまりきれなくなった幸福が涙になって落ちていく。
……私は。
神様ではなくて貴尋に誓う。
なにがあっても、ずっと貴尋を愛している。
大事にする。
ずっとずっと、一緒にいることを誓います……。
【終】


