空に向かって


「…え?」

トイレへと連れ込まれて、また私が青木に何かするかもって思ったのか、少し怯えていた。


「だーかーら、私このまま帰っちゃダメ?」


バーカ。何もしないっつうの。

ここは倉庫。私もそこまで馬鹿じゃないっての。


「…でも」

「でも?」

「…みんなに挨拶しなきゃ」

「それって今日じゃないといけないの?」

「でも照彦がっ」

あーいえば、こう言う。


めんどくさい。


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