空に向かって
「このまま、私が姫になったらアンタずっと怯えて生きるの?私がいる間ずっと?」
「………」
「私は、ここの人たちに守ってもらっていい人間じゃないの。アンタなら分かるでしょ?」
口を一文字にキュッと硬く結ぶ青木は、一体今何を思っているのだろう。
「…秀虎も照彦も、私がアンタの事いじめてたのも知ってる。けど、何でか私の事姫にする気でいる。そんなのおかしいじゃん。おかしい事はおかしいってアンタの口から言いなよ!!」
最後は怒鳴るようにして、青木に投げかけた。