空に向かって


秀虎の腕を掴み廊下へと押し出す。

急な事で驚きを隠せない秀虎。


「…帰って!」


だけど、いつからだろう。

秀虎と私の力差は釣り合うどころか、遥かに相手が上になっているのは。

いつからだろう、秀虎を見上げるようになったのは。

いつからだろう、秀虎に見さげられるようになったのは。

いつからだろう、仲良く廊下を走りながら校庭でドッチボールをしなくなったのは。

いつからだろう、廊下ですれ違っても目さえ合わなくなったのは。

いつだっただろう…

秀虎が幹部になってから、高校に上がって校内では話しかけるなって言われたのは。

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