空に向かって


「ねぇ秀虎」

「あ?」


あ、そうだ。ちょうどよかったじゃん。

そう思った私は、


「暑いし学校まで送ってよ」


秀虎に送ってもらおうと思った。


が。


「悪りぃな、今日は無理だ」


そう言ってコンビニの中へと指を指す。


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