ボクのお話。
高校生初めてのホームルームが終わったあと、隣からふわっと漂った石鹸のような匂いは家に帰ってからも忘れられなかった。








「凜。学校楽しくなりそう?馴染めそう?」







母の声が耳に届く隙間もなく、あの子の声が頭の中を駆け巡る。
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