この空の下
チュッ。

先ほどまで唇をせめていた隆哉が、耳たぶから首筋、胸元にと小さな印を付けていく。


「今日は、覚えてないとは言わせないから」

耳元で囁かれ、ドキッとしてしまった。


ゆっくりと私の肌に手を滑らせる隆哉。


「あっ」

思わず声が出てしまった。


イヤだ、私。

羞恥心で顔が赤くなる。


「かわいいね」

「バカ」

「どっちがだよ」

歳がもなく照れてしまった私を、隆哉はベットへと倒した。
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