この空の下
ん?

何?

近づけられた携帯。


その画面に、


「あっ、理事長」


そこには御崎グループの理事長にして、隆哉さんのお母様が映っていた。


えっ、待って。

って事は、今向こうには私の姿が・・・


『林田先生ですよね。隆哉の部屋で一体』

いや、その・・・

「これは違うんです」

必死に言ってみたけれど、


『何で裸?』

ええええ。

「違います。裸ではありません。服をクリーニングに」

言いかけてやめた。


もう無理だわ。

この状況は言えば言うだけ墓穴を掘りそう。



『隆哉、すぐに帰ってきなさい』


プチッ。

電話は一方的に切れてしまった。
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