オレンジ色のROMANCE
心の中で大吾の良心に訴える
ポイっと、跳ね除けろよ
なんで出来ないのー‼


現カノの舞香でさえ、手を繋いだのが
つい、この前。


大吾は、でれ~っと、してるように
も、見えたが列車が入って来て二人
は、消えた。
ホームに残った舞香は、自販機で
炭酸水を買い並んでいるホームの椅子
に疲れたように座り込んだ。

「これまで...ね。」
舞香は諦めの意を決意した。


「あれっ?」

電車に乗り込んだあとホームを見たら
舞香がいた。
「あれ~なんでいんの?
あれっ?」

今のオレの状況はと言えば
後輩、杏と腕を組んでいる。


コレって見られた?
ヤバくないか?

ポチポチポチ
舞香にライ〇を送って見る。


既読「舞香、今ドコ。」


既読
「ホーム‼」

既読
「は?」

既読
「あんたが、女と仲良く
してた‼ホーム‼」


既読
「なんか大きな誤解してねー。」



既読
「誤解?ダイジョーブ‼
誤解してないよー。
たのしそうじゃん。
よかったじゃん
あ‼
家の両親、ウワキで離婚したから
ワタシ無理だワ。」


バイブ音が響く。
何回も、何度も、話出来る状態では
無いので無視。


既読
「電話出て‼
無理ってどうゆう事?」

既読
「出ろ‼」

既読
「無理٩(๑`ȏ´๑)۶」

既読
「ちょっと誤解させた。
ゴメン。」


既読
「これ‼
違うからマジでっ!」
既読
「舞香、違うって‼」

既読
「違わ無いよ。
見たまんまだし。
回りくどいのいらねーし。

終了‼〜」
揺れる電車の中彼女は、接近してくる。



「あ‼俺次で下りるから
気を付けて帰ってネ。」
ジャアアネー
彼女に一言告げたあとドアが開くと
直ぐ飛び下りた。
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