【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
私たちが後部座席に落ち着くと、外国人男性の運転手は車を走らせた。
デパートは閉店間際であまり時間がなく、駆け足の買い物となった。
私のベッドも見たけれど、これといったのがなくて購入には至らなかった。
代わりに柊吾さんは私の服をたくさん選んでくれて、それらは車のトランクに入っている。
「柊吾さん、買いすぎです」
食事に向かう車の中、私は柊吾さんをたしなめる。
デパートのショップで柊吾さんは服を見ただけで店員に指示をして買っていった。三十分でひと財産使ったはず。
「買いすぎ? いや、足りないくらいだ。オーリィ家にある服は冬に着られるものではないだろう?」
今年の四月に留学していることからそう彼は考えたのだろう。
当たっている。スーツケースで運べる量は限られているし、オーリィ家の部屋のクローゼットに収納できなかったら困るから当座必要な服だけ持ってきていた。
「それはそうですけど……」
服はあって困るものではない。しかも、上質なデザインのワンピースやコートばかり。
私の現在のワードローブは、日本から持ってきたコートが一着と、今着ているライダースジャケットしかないから正直助かる。
「心春はお嬢さまらしくないな。なんでも買ってもらえて当然と思う子だと思っていた。初対面のときがそんな雰囲気だった」
またあのときのことを引き合いに出されて私は苦笑いを浮かべる。
デパートは閉店間際であまり時間がなく、駆け足の買い物となった。
私のベッドも見たけれど、これといったのがなくて購入には至らなかった。
代わりに柊吾さんは私の服をたくさん選んでくれて、それらは車のトランクに入っている。
「柊吾さん、買いすぎです」
食事に向かう車の中、私は柊吾さんをたしなめる。
デパートのショップで柊吾さんは服を見ただけで店員に指示をして買っていった。三十分でひと財産使ったはず。
「買いすぎ? いや、足りないくらいだ。オーリィ家にある服は冬に着られるものではないだろう?」
今年の四月に留学していることからそう彼は考えたのだろう。
当たっている。スーツケースで運べる量は限られているし、オーリィ家の部屋のクローゼットに収納できなかったら困るから当座必要な服だけ持ってきていた。
「それはそうですけど……」
服はあって困るものではない。しかも、上質なデザインのワンピースやコートばかり。
私の現在のワードローブは、日本から持ってきたコートが一着と、今着ているライダースジャケットしかないから正直助かる。
「心春はお嬢さまらしくないな。なんでも買ってもらえて当然と思う子だと思っていた。初対面のときがそんな雰囲気だった」
またあのときのことを引き合いに出されて私は苦笑いを浮かべる。