【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
私のスカートと合わせたのだろうか。それとも偶然……?
偶然であったとしてもなんだか嬉しい気持ちになる。
ジャケットを羽織った柊吾さんは、私が持っていたライダースジャケットを受け取り着せてくれる。
「外は結構寒いよ。今日は、帽子はないのか?」
私たちが初めて会ったとき、私は帽子をかぶっていた。今日は髪をそのまま垂らしただけ。
「帽子はオーリィ家なんです」
「そうか。荷物も取ってこないとな。週末まで着るものは足りる? ああ、それよりもデパートへ行って、いくつか買おう」
「えっ!? 大丈夫です」
私が首を横に振ると、柊吾さんは顔をしかめる。
「心春は俺の妻なんだ。君の生活すべてに俺は面倒を見る義務がある」
「義務……でも、私たちは契約結婚で――」
「行こう。デパートは二十時に閉まってしまう」
私の言葉を遮った柊吾さんは、私にパンプスを履かせて玄関を出た。
アパルトマンは五階建ての最上階だった。
建物はオスマン様式で、オニキスや大理石を施したロビーを通り、ドアマンにうやうやしくドアを開けられて外へ出る。
外には黒塗りの高級車が停まっていて、柊吾さんに後部座席に座るように促され乗り込む。
偶然であったとしてもなんだか嬉しい気持ちになる。
ジャケットを羽織った柊吾さんは、私が持っていたライダースジャケットを受け取り着せてくれる。
「外は結構寒いよ。今日は、帽子はないのか?」
私たちが初めて会ったとき、私は帽子をかぶっていた。今日は髪をそのまま垂らしただけ。
「帽子はオーリィ家なんです」
「そうか。荷物も取ってこないとな。週末まで着るものは足りる? ああ、それよりもデパートへ行って、いくつか買おう」
「えっ!? 大丈夫です」
私が首を横に振ると、柊吾さんは顔をしかめる。
「心春は俺の妻なんだ。君の生活すべてに俺は面倒を見る義務がある」
「義務……でも、私たちは契約結婚で――」
「行こう。デパートは二十時に閉まってしまう」
私の言葉を遮った柊吾さんは、私にパンプスを履かせて玄関を出た。
アパルトマンは五階建ての最上階だった。
建物はオスマン様式で、オニキスや大理石を施したロビーを通り、ドアマンにうやうやしくドアを開けられて外へ出る。
外には黒塗りの高級車が停まっていて、柊吾さんに後部座席に座るように促され乗り込む。