【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
 昨晩は柊吾さんが隣にいるのもわからずにぐっすり眠っていたけど、今は全然違う。全神経が柊吾さんに向いている。

 心臓がトクントクンと鼓動を打ち、隣の彼にも聞こえてしまいそうなほど大きく感じる。

 柊吾さん、鉄の男なの? 隣に若い妻が寝ているのに平然としているなんて。

 襲ってほしいわけじゃないけど……。

 自分の感情がよくわからない。まだ柊吾さんと出会ってから日は経っていないのに、気づけば彼のことばかり考えている。

 彼は魅力的で大人の男性。こんなに完璧な人がこの世にいたんだと思うほどだ。

 そのとき、ある二文字の言葉が頭に浮かび、ドキッと心臓が跳ねる。

 もしかして……柊吾さんはゲイ?

 それだったら契約結婚をする意味がわかる。カモフラージュができて、結婚を急かされなくて済むのだから。

 でもすぐに思い直す。

 今までそんな雰囲気はなかった。

 違うよね。きっと別の理由があるんだ。


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