【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「……まだ十八です。結婚なんて早くないですか? 私、まだ恋愛したことがないんです」
「恋愛したことがない?」
八神さんは口をポカンと開けた。
「そ、そんなに驚かないでください。ずっと女子校だったんです」
「君のように綺麗な子ならモテていたのではないかと思ってね。そうか、おもしろい」
最後の言葉は独り言のように聞こえる。
なにがおもしろいのっ!
「その言葉はあなたにそっくりお返しします。恋人がいるんじゃないですか?」
「恋人はいない。この年だから恋愛はしてこなかったとは言わないが、結婚してもいいと思う相手ではなかったということだ」
八神さんはふいに立ち上がり、ポットから二杯目のコーヒーを入れて着席した。
「君となら結婚生活も楽しそうだ」
「私とあなたとでは年がひと回り以上違いますし、物足りないと思います。こんなお子ちゃまですし」
「十三歳離れている夫婦なんて少なくはないだろう? 若いが〝お子ちゃま〟にも見えない」
あーいえばこーいうで、疲れてきた。
彼は私を妻にしてもいいと思っているの……?
「恋愛したことがない?」
八神さんは口をポカンと開けた。
「そ、そんなに驚かないでください。ずっと女子校だったんです」
「君のように綺麗な子ならモテていたのではないかと思ってね。そうか、おもしろい」
最後の言葉は独り言のように聞こえる。
なにがおもしろいのっ!
「その言葉はあなたにそっくりお返しします。恋人がいるんじゃないですか?」
「恋人はいない。この年だから恋愛はしてこなかったとは言わないが、結婚してもいいと思う相手ではなかったということだ」
八神さんはふいに立ち上がり、ポットから二杯目のコーヒーを入れて着席した。
「君となら結婚生活も楽しそうだ」
「私とあなたとでは年がひと回り以上違いますし、物足りないと思います。こんなお子ちゃまですし」
「十三歳離れている夫婦なんて少なくはないだろう? 若いが〝お子ちゃま〟にも見えない」
あーいえばこーいうで、疲れてきた。
彼は私を妻にしてもいいと思っているの……?