また明日。
「あら今日はメイクしていかないのね」
「時間ないから…」
「いつもあんなに時間かけてやるメイクよりすっぴんの方が美玖は可愛いわよ」


それってメイク下手って言ってるの?

「元の顔が可愛いってことよ♡」

「な訳じゃん!」
「こんなこと言ってる場合じゃないって!」



「いってきまーす!!」


ハァハァ…
(電車間に合うかな)



私が絶対乗らないといけないのは8:23の電車。もう一本早い8:15のに乗りたかったけどね。



「一応乗り込めた…ハァ」
この電車が学校の最寄り駅に着くのは8:33
そっから走って言ったら間に合うかな?




「ハァハァ」
「間に合って…!」
ここの角を曲がれば学校が!



「なんとか間に合いそう。」
時刻は8時38分。
初日からこんなギリギリってありえないって笑
すっぴんだし。



「君新入生?」



そこには多分先輩の男2人が。
(うわー嫌な奴に捕まった。)

「はい…。」



「清楚系で可愛いぃー!」
「こういう子も大好き♡」



は?



「俺2年の_。」
今は正直名前なんか気にしてられない。
だって校門に8時40分に入らないといけないから。



「遅刻になるんで行かせてもらいます。」
「おっとっ!ダメダメ」
「じゃあー連絡先教えて?」



は?
めんどくさいやつに捕まったなぁ

「嫌です。」
「何でぇー?俺ら結構かっこよくないー?」
「睨んだ顔もそそるわー」



まじキモイんですけど。


早く行かせてよぉ泣
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