6年間の思い
教室に行くと、もう亀谷がいた‥‥
「来てくれないと思った‥‥」
泣きそうな声で言われた。
「だって‥ 来るまで待つって 書いてあったからぁ−」
「あ ありがと−‥ 俺っ初めて見た時から 佑花の事‥好き‥なんだけど」
「ごめん‥‥ 私 直希の事好きなんだぁ−。」
「えっ‥ なんで 俺じゃダメなの?」
「えっ そんな事言われても。」
「なんでなんだよ」
急に亀谷の 声のトーンが低くなった‥‥
怖い‥‥ 誰か来て‥‥。
ドンッ‥‥
壁に押し付けて、亀谷は私に 怒鳴ってくる‥‥
やめて 誰か助けて
目から涙が 溢れ出る…
「なに、すんの やめてよ…!!」
私が怒鳴った声で 亀谷に言う‥‥。
「やめて―!!」