6年間の思い
−啓−

「あっ やべ−忘れもんした。先に帰ってて 直希」「おう わかった‥」


「やめてよ 離して‥」

佑花の声がする

俺は 焦って1−2の教室の方に行く‥‥。

「何 やってんだよ‥‥佑花を離せ‥‥」

俺は亀谷の腕を強く つかんだ

「お前 なんだよ!!」

「え‥ 俺はこいつの‥‥彼氏」
「はぁ?意味分かんね−んだけど。」

「だから 佑花は俺のだから。帰って?」

亀谷は 悔しがった顔をしながら1−2の教室から出ていった。

「ありがとう‥‥」

佑花が 俺にしがみついて泣いている。
俺は佑花の頭を ポンポンとたたいた。
佑花は しばらく泣き続けていた。俺は 頭をなでてやる事しか 出来なかった。そして 俺がボ―ッとしていると 肩に何かが乗っかった。

佑花の頭だった。
泣きつかれて 眠ってしまったらしい。

ス−ス−と寝息をたてて寝ている。

やっぱ かわいい
でも‥‥ 亀谷をど―にかしなきゃ 佑花が危ないな…。

さぁ‥ どうするか‥‥。
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