黒と白の羽
「じゃ、説明するぞ?」


リークの言葉に皆が頷いた。



「先ずは、今日、城下にある学校に行くぞ。それで・・・レイラ、お前は何歳だ?」



鈴羅は、答えに迷った。2歳幅を読むか・・・。だが、読んだ所で変なことになりそうだ。



「14歳」


これが、鈴羅の現在年齢だ。




だが、2歳は幅が読める。身長で・・・



「14!?本当か?」



――ホラ、ごまかせる・・・


と内心は思っているが。



「本当ですけど?身長が無駄に高いだけです。」



そう、身長が165cmあるのだ。





「そうか・・・じゃぁ、レイラ、得意な属性術は?」



これも、答えに迷った。



事実を言うべきか・・・言わないべきか・・・



「炎、水系統なら得意」



これは、半分事実、半分偽りの答え。



「得意な武器は?」


これは・・・答えには迷わなかった。


「銃と剣・・・弓も出来る」



その答えに、リークと騎士たちは・・・黙るしかなかった。
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