黒と白の羽
「はぁ?」



リークが訝しげに言う。




「この・・・国の事なのに・・・何でだろう?」




私は、何故か。




とっても・・・馬鹿らしく思えた。





「私・・・何してるんだ?兄貴を討って・・・アレ?」





頭を抱えて、考え出す私。





「ああ、そっか・・・。あのお爺さんのタメか・・・」




結局は、お爺さんのタメだったんだ。





「・・・で?結論は出たのか?」



リクアでもない、リーク達でもない・・・国王だった。





「・・・出ましたよ?此処に来た理由は・・・恩返しですよ。
私も見苦しい人間になったことだ」



私は・・・全て・・・元に戻した。




「レイラ!?」



リークが叫ぶ。




その場に居た兵士が全員・・・剣を鞘から抜いた。
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