先輩手に入れます!

瀬那「北見、一人で背負うな。」

雫「何の話ですか?」

瀬那「匡貴に教えて貰った。
...家族の話...全部...聞いた。」

雫「そうですか。」

瀬那「お前には俺がいるだろ。
お前が世界で一番好きな人は
家族じゃなくて俺だろ。
お前はずっと俺だけを
見てればいいんだよ。」

せっかく先輩が私の事を
慰めてくれたのに..

雫「先輩、それって告白ですか?」

上手い返事が見つからなくて
冗談に変えようと努力した。

先輩に惨めな姿を見せたくなかったから。
私は私でいなくちゃならないと思ったから。

雫「て、違いますよね。
先輩は私の事なんて
好きじゃないですもんね。」

瀬那「...違わなくない。」
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