先輩手に入れます!

雫「ですね。バカですよね。
でも、先輩に出会って好きになって
お母さんの言葉は本当だったんだなって
思っちゃったんですよ。
今の所、私は先輩の事を嫌いになる
理由がないですから。」

瀬那「そうか。」

だって、私の両親だから。
世界に一つとない親だから。

もう一度、愛し合って欲しいと
願ってしまうんだ。

でも、だけど、やっぱり...自信がない。
私は2人の憎しみを知らない。

これから先の未来への不安とか。
本当は帰りたくないあの家へ
帰る事を決めた自分の覚悟とか。
帰ったら...きっと喧嘩してる
両親の怒鳴り声とかを想像すると...
とてつもなく泣きたくなった。
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