先輩手に入れます!

雫「へぇ。私も知りたいです。」

瀬那「北見はもう知ってるよ。」

雫「え...、何だろう...」

瀬那「好きな人と一緒に食べる事。
それが1番の調味料なんだって。
母さんはさ...ほら、父さんが仕事仕事で
一緒にご飯を食べる事はほとんど
なかったから。俺にはそうならないで
欲しいっていつも言ってた。
でも、多分これから先...俺も
そうなるんだよな。俺も父さんと
同じように1番の調味料を失うんだな。」

先輩が言ってくれた。
私は刃物を突き立てるような
女にはならないと。
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