先輩手に入れます!

瀬那「...うん、許す。来い、雫。」

両手を広げた先輩の胸の中に飛び込む。

この温もりは初めて知った。

雫「先輩、私の名前知ってたんですね。」

瀬那「お前、何回俺に自己紹介したと
思ってるんだよ。嫌でも覚えるっつーの。」

雫「ですね。」

先輩の優しい匂いが心地良かった。

私はこれから先、この人と
同じ歩幅で歩き
同じ景色を見ながら
また、昨日よりももっと
好きになっていくのだろう。

雫「...大好き。」

瀬那「知ってる。もう聞き飽きた。」

雫「ですね。」
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