羊な彼にご用心~イケメン四天王+ワン~【番外編完】
「でも…ちょっと…

ううん、かなりドキドキして緊張するかも…」

私には事故から目覚めたあと、いまだに彼と付き合っていた記憶が戻っていない。

もう一度一から恋愛をスタートしなおしている私は、彼の言葉に、彼の表情に、いきなり全力で溺愛されて心拍数は常に上がりっぱなしだ。

「いきなり襲わないし、ゆっくりいくつもりだけど…
でも……
そんな顔されて、そんなこと言われるとまぁ…

あんまり我慢できないかも」

圭吾の大きな右手が頬に添えられて、優しいキスが落とされた。

ふっと微笑まれた目の前の大好きなその笑顔に、もはやドキドキが最高潮で…キス以上の…その先も想像しちゃって…私は…これ以上は無理っていうくらい真っ赤になった。

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