Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
宮瀬が慕うだけあって、城田さんは宮瀬並みのキレ者だ。


宮瀬以上かもしれない。


ナオの選択にあたしの命が懸かってる。


あたしたちの愛を試そうとしてる。


ナオが交渉に応じなかったら、あたしはナオの裏切りを感じ傷を負ったまま死ぬ。


ナオが交渉に応じたら、あたしたちの関係を認めたことになり、裏切りは確定する。


どちらをとってもあたしたちは負けだ。


「さあ、どうする?」


あたしの知ってる城田さんの影は1つもない。


きっとあたしの命を奪うことくらい簡単にやるんだろう。


「…この質問の本質、しっかり考えな?」


パンッ


城田さんが放った弾丸は、あたしの真横スレスレを通り抜けた。
< 249 / 406 >

この作品をシェア

pagetop