クールな専務は凄腕パティシエールを陥落する
「僕には愛菓さんが僕のために作ってくれた゛Pouding adulte゛と抹茶のプリンがありますから」

「別に、和生さんのために作ったというわけでは・・・」

「えっ?何か仰いましたか?」

「・・・いえ、別に」

絶対に聞こえていたはずなのに、和生は都合の悪いことはスルーだ。

「21時ですよ。いいですね」

和生はMr coolにふさわしい貫禄で店を出ていった。

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