同じ人を好きになるなんて
私がママ?!
職をなくし、住むところもままならない。

そんな時に五年前に別れた元彼との再会。

しかもその元彼は別れた後別の女性と結婚して子供までいた。

そんな職のない私に元彼陸斗から住み込みの家政婦をやらないかと持ちかけられた。

高待遇と日給の良さ。そして息子の理人の天使のような笑顔に私はこの提案を受け入れてしまった。

後から自分の選択を非常に後悔したし、こんな美味しい話には必ず裏があるのでは?と日が経つにつれて不安は増していった。

だが不安になったところで今の私は次の職もなければ、住むところもないわけで、結局のところ選択肢などないのだ。

されど、この選択は本当に本当に良かったのか自問自答しながら引っ越しの準備を進めた。

そして一週間後の今日、引越しイコール家政婦デビューの日を迎えてしまった。

引越し屋さんを待っていると手伝ってなんてお願いしていないのに陸斗が私のアパートにやってきた。

そして開口一番「何も変わってないな〜」だった。

物を置きたくない私の部屋はシンプルだった。

唯一大きいものといえばセミダブルのベッド。

実はこれ陸斗と付き合って半年後ぐらいに買ったものだ。
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