俺の、となりにいろ。
「……だ、ダメ!」
私は慌てて両手で肌蹴たブラウスを胸の前に掻き合わせた。
「咲?」
首を傾げて見つめてくる桐谷秀人に、私は躊躇いながら呟いた。
「私、三十過ぎたの。前も人前で見せれる体じゃなかったけど、今なんかもっと…」
再び、逃がさないとばかりに抱きしめられた私。
「惚れた女の体に、賞味期限なんかねぇよ」
男の甘い言葉に免疫のない私の心臓は、壊れるくらい暴れている。ゆっくりと見上げれば、桐谷秀人の困ったように目尻の下がった優しい顔があった。