Match maker
【オトンとオカンにも、報告するでぇ】



「ああ、そうだな」



ーーーーーー



うちの両親は暇なのかと思うほど

すぐにやって来た。



「おめでとう実雅!」

「心配していたんだよ」



「どんな人か聞かないのか?」



「0が許可出したということは、実雅にとって“完璧”な人なんやろ?」



【んー…そうやな】



「完璧だよ。彼女は…完璧だ」



俺の言葉に両親が顔を見合わせて微笑んだ。



「さ、お祝いだ」

「0ちゃんありがとーう!」



【いやはやぁ、長かったよー、オカーン】



シャンパンが開けられ、我が家が瞬く間にパーティー会場に変わった。





【全く、二世代に渡って世話が焼けるぅ!】

「やだ、0ちゃんっ!」



「…どういうこと?」





両親が、居心地悪そうにしたあと



【ポンコツの遺伝子にカンパーイ!】



0が元気にそう言った。



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