Match maker
第29話

遺伝子

【いやー、一時はどうなるかと思ったけど良かった!!】



初めての夜を雅実と過ごした翌日

SS0はそう言った。



……踊り出すかと思った。

森の動物達のように。



もしくは、万歳三唱。





雅実から……



『あなたの事が…同じ比重じゃなくなるくらい……好きです』



そう言われた瞬間。

全身沸き立つようだった。



「お前は分かっていたのだろう?」



【ああ、それでもポーンてなって、クマさん出てもうたわ】



「ははっ!」



【お前のテンションも珍しくマックスやな】



「ああ」



なるべく話しやすいように気さくな食事をと



唯一得意な料理でもあるし、焼くのに忙しない振りをして気を紛らす事も出来る。



だから、たこ焼きにしたのに…





「もう少し気取れば良かったな」



【なんの、ご馳走や】



SS0に感情はないのだろうけど、ご機嫌にそう言った。



< 170 / 187 >

この作品をシェア

pagetop