大嫌い、だから恋人になる
「大丈夫?」

気付くと凜ちゃんが傘を差してくれていた。

「凜ちゃん?どうして?」

後ろにはなっちゃんもいた。

「様子見に来たの。学校も終わったし。ほら、そのままだと風邪引くよ」

なっちゃんがカバンからタオルを渡してくれた。

「家に行ったけどいないし、携帯にも出ないし、ちょっと心配になって、辺りを探してたの。そうしたらちひろの姿が見えて」

「ねえ、ちーちゃん、間違ったらゴメンだけど、さっきのって白崎君じゃないの?」

私はびっくりした。なっちゃんが白崎君を知ってるとは思わなかった。

凜ちゃんの方を見ると、凜ちゃんも知ってるみたいだった。

「なんで知ってるの?」
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