大嫌い、だから恋人になる
それから少しして、なっちゃん達のグループに新しい子が加わった。

私の代わり。

自分から二人を避けたくせに、本当になっちゃん達から嫌われたと思うとスゴく悲しかった。

この時の私は本当に自己中だった。

家族と居ても私だけイライラしっぱなしで、顔を合わせると喧嘩ばっかり。

なっちゃん達の代わりに新しく友達になった子達とも、最初は良いんだけど、私がこんなだから直ぐダメになっちゃう。

それで私は結局、友達や家族から孤立してた。

本当は誰かと居たいのに、一人で買い物とかして強がってた。

そんな時に声をかけてきたのが、白崎君だった。
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