大嫌い、だから恋人になる
留学の話が親父から出たのはその時だった。
親父は元々、俺を国際人に育てたかった。親父の友人がオーストラリアに居て、その友人が俺をホームステイさせてくれるとか言う話だ。
それは俺にとって渡りに舟だった。俺はもう嫌になっていた。白崎にも春香さんにも、そしてちひろにも。全部忘れてやり直すにはちょうど良かった。
ちひろを忘れられれば、またきっと春香さんのことを好きになれる。全て元通りになる。それで良いと思った。
親父は元々、俺を国際人に育てたかった。親父の友人がオーストラリアに居て、その友人が俺をホームステイさせてくれるとか言う話だ。
それは俺にとって渡りに舟だった。俺はもう嫌になっていた。白崎にも春香さんにも、そしてちひろにも。全部忘れてやり直すにはちょうど良かった。
ちひろを忘れられれば、またきっと春香さんのことを好きになれる。全て元通りになる。それで良いと思った。