大嫌い、だから恋人になる
ただ留学する前に、もう一度だけちひろの気持ちを聞いて置きたかった。

最後の最後まで、俺はどうしてもちひろを諦めたく無かった。それに傷付けたことも謝りたかったから。

ちひろは俺の留学をもう知っていた。まあ、クラスでみんな知ってたから、驚くことじゃ無かったが。

俺はちひろが少しでも良い、動揺したり、行って欲しく無いと言って欲しかった。でもちひろは俺が留学しても平気な様子だった。

これでやっと俺も踏ん切りが付いた。ちひろの居ない場所で、新しくやり直そう。俺はそう決心した。
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